予防接種・自由診療

予防接種について

当院では、様々な予防接種に対応しております。予防接種は、自治体が定期的に実施するものと、個人で行う任意接種があります。お子さまの予防接種をはじめ、インフルエンザワクチン、渡航前のワクチン、その他の疾患のワクチンなどを行っております。
特定のウイルスワクチンは、感染予防と同時に感染した場合でも重症化を防げます。予防接種をご希望の方は、どうぞお気軽に当院までご相談ください。

主な取り扱いワクチン

インフルエンザワクチン

インフルエンザワクチンは、接種してから約2週間経ってから効果を得られます。5カ月程効果が持続するため、インフルエンザが流行し始める11月下旬から12月には接種する（打つ）ことをお勧めしております。なお、65歳以上の方は、一部公費助成を受けることができます。
※当院では15歳以上のお子さまから接種が可能です。

肺炎球菌ワクチン

日本での死亡原因第3位が肺炎です。特に、そのほとんどが65歳以上の高齢の方です。高齢者は、免疫力が低いため肺炎にかかりやすいとされます。肺炎の原因である細菌を肺炎球菌と言いますが、肺炎の感染予防や重症化予防に肺炎球菌ワクチンの接種が有効です。肺炎球菌ワクチンは、5年程効果が持続するとされています。ワクチン接種してから5年が立っている場合は、再度接種することをお勧めしております。

麻疹風疹（MR）ワクチン

妊娠中の女性が、風疹に感染するとお腹の中の赤ちゃんも感染してしまい、出生時に先天性心疾患や難聴・白内障などにかかる恐れがあります。妊娠中や妊娠の可能性のある方は、麻疹風疹ワクチンを接種できないため、将来妊娠を希望している女性は、麻疹風疹ワクチン接種または抗体検査を受けることをお勧めしております。なお、接種後2カ月は妊娠を避けてください。
麻疹風疹は、成人でかかると重症化しやすいため、抗体検査またはワクチン接種が有効です。

水痘・帯状疱疹ワクチン

水痘生ワクチンと帯状疱疹不活化ワクチンがあります。妊娠している女性が感染すると、死亡率約15％の重症肺炎にかかってしまいます。また、お腹の中の赤ちゃんは、先天性水痘症候群・流産・早産を起こす恐れがあります。

破傷風

傷口などを経由して破傷風菌が体内に入ると、毒素が増え筋肉が痙攣するなど破傷風を発症してしまいます。破傷風ワクチンは、1968年から定期接種と指定されていますが、それ以前である50代以上の方は接種していないため、感染予防の観点からもワクチン接種することをお勧めしております。

日本脳炎

日本脳炎にかかると、自覚症状がほとんどない場合が多い一方で、痙攣や意識障害を起こし、後遺症が残る場合やのほか死に至ることがあります。日本脳炎ウイルスは蚊によって体内に持ち込まれます。これは、蚊が日本脳炎ウイルスにかかった豚の血液を吸うためとして、主に東南アジアに多く見られる疾患とされています。日本脳炎ワクチンを4回接種していない方は、当院までお気軽にご相談ください。

新型コロナウイルスワクチン

新型コロナウイルス感染症の発症及び重症化を予防します。細胞内に新型コロナウイルスのスパイスタンパク質を生成し、その中和抗体を産生と細胞性免疫応答が促されることで予防効果が期待できます。接種後の副反応には、接種部分の痛みや腫れ、発熱、筋肉痛、倦怠感、頭痛などのほか、急性アレルギー症状であるアナフィラキシーショックを起こすことがあるため注意が必要です。心配や不安なことがある場合は、当院までご相談ください。

ワクチンの費用

※価格は全て1回あたりの税込価格となります。
※帯状疱疹ワクチン（シングリックス）は1回接種後、2カ月の間を空けて遅くとも6か月以内に2回目を接種することが推奨されています。